グローバルな視野を持つ人材の育成を軸に据え、マーセッド大学(米国2年制)を卒業後、武蔵野大学への3年次編入を可能とするプログラム、通称ダブルディグリープログラム。
実際にこのプログラムを通しマーセッド大学から武蔵野大学への3年次編入を実現した留学生達がいます。そんな彼らの中の1名にインタビューをしました。
* プログラムの概要に関してはこちら
ダブルディグリープログラムで、武蔵野大学に3年次編入を実現したのは 永田 萌 さん。永田さんはマーセッド大学でビジネス専攻として2年間通学をし、AAディグリーを取得(準学士号 / 日本の短大卒業にあたる)しました。そして、武蔵野大学グローバル学部・グローバルビジネス科への編入合格を受け、2020年4月から武蔵野大学で新生活が始まっています。
そんな永田さんに編入した理由や、手続きや今後の目標などについて聞きました。
* インタビューは2020年3月に行ったものです

どういった経緯でマーセッド大学から武蔵野大学へ編入しようと考えましたか?
「元々、どの国の大学であっても、4年制大学には行きたいという気持ちがありました。そこでアメリカの4年制大学へ編入することを考えましたが、やはり学費・生活費や様々なシステムの違い、現実的な問題を考えたところ日本の大学に行くことが、今の私にとって最適な選択であるという考えに至りました。
なぜ武蔵野大学を選択したのかというと、マーセッド大学が武蔵野大学と協定を締結していることが一つ。また、マーセッド大学でビジネス専攻であった私にとって、武蔵野大学のグローバル学部・グローバルビジネス科はビジネスの勉強を続けるために魅力的な学科でした。
更に、授業が全て英語で行われるというシステムを考慮した上で、武蔵野大学への編入学を決断しました。」
編入をする上で必要な手続きの流れ、またその際に大変だったことなどありましたか?
「まず主な流れとして、志願書や学歴書を含め、大学側から送付される書類の記入を行いました。こちらは、マーセッド大学留学生オフィスの日本人アドバイザーの方と武蔵野大学側のやり取りの元、私が記入するという形でした。この書類審査が終了するとオンライン面接でした。その後、合格すると大学側から合格者へ向けた書類等が配布され、それらを記入します。
このような一連の流れで編入手続きを行いました。
編入手続きの中で私にとって大変だと感じた点は面接でした。この面接では、約20分間すべて英語での面接がオンラインで行われました。質問内容は、志望理由、マーセッドでの生活背景、3年次編入についての考え、将来について、というものでした。
英語での面接ですが、留学生活を通してリスニング能力が伸びたこともあり、面接の英語を聞き取ることはできましたが、日本語のように自分の思ったことを英語で伝えることが苦手でしたので、その点はもう少し準備が必要であったと感じています。」

マーセッド大学での生活を通して、努力したこと、学んだことを教えてください
「私は、マーセッド大学併設の語学学校MCELIから入学し、必要なTOEFLのスコアを取得した後、マーセッド大学に入学しました。
大学では、それぞれの授業へ真剣に取り組み、学んだ内容を知識としてインプットする時間を意識しました。
家庭ではホームステイ先のホストファミリーとの時間を大切にし、彼らに対し、授業から学んだこと、また近況等を話すことで、アウトプットするよう心掛けていました。
また、学んだことは、大学やホームステイ先での生活を通じて、日本と全く違う文化を肌で感じたことです。特に、アメリカ人の人柄は、おおらかで個性を大切にする方が多く、一人の日本人としての存在意義について考える貴重な機会となりました。」

今後の目標を教えてください
「短期目標は、日本でアメリカの大学とはまた違った生活になっても、今までアメリカで学んだことを活かして積極性を大切にし、更に協調性を心掛けることで周りの人々との関係性作りに注力していくことです。
私は幼い頃から英語を学び、人生の中で多くの時間を英語学習に費やしてきました。ですので、長期目標としては英語に関わる職業に就くことが出来るよう、日々の生活の中で英語と触れ合う時間を増やしていくことを掲げ、日常生活を過ごしていきたいと思います。」
永田さんは、留学生活を通して積極的に行動してチャンスをつかみ取ることができました。自分の身を置く環境をしっかり見極めながら、日本に戻ってもこれまでの人生で大きく関わってきた英語学習を基盤に努力していることが伺えます。その姿勢を大切に、この先の困難も乗り越えていって欲しいです。今後の活躍が非常に楽しみです。
このダブルディグリープログラムの目的は、グローバル社会で活躍する人材を育成することであり、そこにチャレンジする学生に一つでも多くの選択肢を提供することにあります。そのため、学生自身が先の目標をしっかりと持っていることがまずは何より重要です。またその実現のため、留学中に努力をコツコツと積み重ねることができていること、そして、自分の未来を自らの力で切り開こうとしている主体的な姿勢があることなどが評価されます。
これらは留学生活のすべてにしっかりと向き合うことで身についていくものですので、今後留学をしようと考えている方は是非このようなところを意識できると、このプログラム以外でも新しい道が切り開かれていくと思います。
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