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【トビタテ!留学JAPAN】マーセッド研修終了

 昨年のトビタテ!留学JAPANに応募し、見事奨学金獲得を勝ち取ったもののコロナウィルスの影響により留学が見送られていました。しかし、米国の渡航レベルも下がり、ついにマーセッドカレッジへの短期研修が実現した学生がいます。それは長野県・佐久長聖高校に在籍する山下君です。山下君は2020年に実施されたY.E.S. Japan主催のトビタテ!留学Japan高校生コース第7期説明会に参加し、応募に至りました。彼は将来、宇宙飛行士になるという目標を持っており、トビタテに申請した計画書でも宇宙系施設への訪問や関係者へのインタビューが記載されていました。今回の記事では彼がマーセッドで過ごした3週間を紹介します。

 

語学研修

 研修の多くの時間を占めたのは毎日実施される語学研修でした。

マーセッドカレッジ付属の語学学校では週に18時間TOEFLのための授業が行われます。授業は文法、リーディング、リスニングに分けられ、それぞれ英語母語話者の先生による授業が展開されています。また、勉強だけでなく、地元の人々との交流やフィールドトリップもあります。山下君が在籍した際は、クラス全員でヨセミテ国立公園へも行く機会がありました。

 

ホストファミリーとの生活

 マーセッドに滞在中は大学近くのホストファミリー宅で生活しました。ホストマザーと高校生の息子との生活を通して、アメリカの文化を肌で感じることができました。休日には近郊都市へ連れて行ってくれたり、日本文化である書道を紹介したりと有意義な時間を過ごすことができました。

 

 

宇宙施設訪問&教授へのインタビュー

 こちらが今回の研修の大きな目的となりました。将来、宇宙飛行士を目指す彼にとって貴重な時間となりました。

 休日にはオークランドやサンフランシスコへ訪問し、NASA関連の施設を訪問しました。実際に人類が月面着陸した際の宇宙服や石などがあり、本人も収支興奮した様子でした。

 

 また、マーセッドカレッジの天文学教授にも協力いただき宇宙に関する質問もしました。教授は山下君の質問にはもちろんのこと、NASAで働くために必要なことや心構えなどを教えてくださいました。今回の学びを日本帰国後に活かしてもらいたいと思います。

 

 その他にも時間の許す限り、農業体験、近郊4年制大学訪問、サンフランシスコ観光、軍用航空機見学など、現地でしかできない体験をしました。今回の研修を終えて本人は「この留学を通してまだまだではありますが、国際人としての一歩を踏み出せたかなと思っています。一人で海外に行くことなんて初めてでしたし当然不安もありました。ですが、コンフォートゾーンを抜け出し、未知の領域に自ら進んでいくことによって自身がついたり好奇心に踊らされる、今までみることもなかった自分を知れたなどメリットしかありませんでした。この経験がこの先の未来でどのように活きてくるかとても楽しみです。と話しています。3週間で大きく英語力が伸びたりすることはありませんが、多くの学生が短期研修を通して将来の留学を視野に入れ始めます。そして帰国後モチベーションや学習意欲が向上し、その後の中長期研修へとつながるケースもあります。山下君も今回の研修を今後の成長へとつなげてほしいと思います。

 個人単位での説明会や面談も受け付けておりますので、トビタテ留学、その他留学、オンライン英語学習など興味のある方はお問い合わせフォームまたはY.E.S.公式LINEアカウントより気軽にご相談ください。